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養護施設の卒園式

昨日は、養護施設の卒園式でした。
ご承知の通り、養護施設には、理由が合って保護者の元で
生活のできない子どもたち(通常3歳~18歳)が生活する施設です。

卒園生は3人で、うち2人は高校を卒業し、就職が決まり、
一人暮らしを始めます。
もう1人は、高校を中退して、まだ働くところは決まっていないけれども、
そういう立場の子どもたちを支援する施設に行きます。
彼女とは、まだ彼女が5歳くらいの時に
私は、施設のボランティアとして、出会いました。
その後私は上京し、再開したのが彼女が13歳のとき。
思春期で難しい時期だったけれど、
たまに、悩みも話してくれました。
しかし、施設の外の人、である私は、
どこまで踏み込んで彼女と話をすればいいのか、
施設側としては、あまり快く思わないだろうし、と
とても苦慮している間に、彼女は、高校を中退してしまいました。
後悔だけが残った卒園式でした。

高校中退なんか、よくあることだ、とも思うし、
中退しても、やっていってる人はたくさんいる、とも思う。
でも、施設にいる子どもの多くには、頼れる家族はいない。
だから、少しでも生きることが楽になるように、
自分の力で生活していけるように、
普通の家庭で育つ子ども以上の、生きる力をつけておく必要がありますよね。

先日読んだ本の中で、「生きるちから」を養うために、
親がまずできることは、子どもに「語彙力」をつけることだ、とありました。
何か問題に直面した時、
自分はどう思うのか、何が苦しいのか、どうしていきたいのか、
をきちんと、自分の言葉で人に伝えることができたり、
物事を整理して考えるためだそうです。

確かに、そういう意味で言うと、
幼い時から長期的に施設で生活する子どもたちは、
比較的、その部分が弱い気がします。
会話を成立さすことがまず困難な場合も多々あります。

施設の先生方は労働環境は決して良い、とは言えない中で、
精一杯だと思う。
あとは、政治の力が必要です。
まず、先生方の配置基準を変え、ひとりひとりの子どもたちと
じっくり向き合えるようにしなければいけません。
また、今の養護施設には、虐待を受けた子どもが6割いるといわれています。
そして、発達の障がいも含めて障がいを持つ子どもが2割ともいわれています。
つまり、心を癒せる専門職と、障がいを持つ子どものための専門職を
拡充配置しなければいけない。
もしくは、根本的に、今の大きな施設(この養護施設はには62人が生活する)
から、5人くらいの子ども達が家族的に生活できるような小さな施設にして
きめ細やかに、家庭的な施設にシフトすべきだとも思います。
加えて、施設に、多くの人が、気軽に関われるようにして、
特定の団体だけでない、外の風を、どんどん入れていくべきです。

しかしながら上記のようなことは何年も施設側も訴え続けているわけで、
政治の養護施設への無関心と放置の結果でもあります。

私も、諦めずに、例えひとりでも、この問題を訴えていきたいですし、
ひとりでも多くの皆さんに、現実を知っていただき、
世論も高めてもらいたい、と思います。

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