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6月議会閉会しました

6月の議会は、国の大型補正予算を受けて、高松市も補正予算を組んだことが主な議案でした。

本当に必要な補正予算なら良いのですが、使わなきゃいけないから使うというプログラムもあったり、また、緊急雇用対策というには、中途半端な規模のプログラムも多いようで、この財源は国民の皆さんの税金なのだから、もっと『選択と集中』の必要性があった気がします。

さて、今議会でも本会議での一般質問がありました。

本来なら事前にお知らせすべきだったのに、慌ただしさにかまけてしまい、すみませんでした。

主な、質問内容は以下のとおりです。

1 期日前投票所の設置場所として、駅前やショッピングセンターの利用を  可能とすることについて

2 職場の働く環境整備について(育児も介護も仕事も可能に)

3 介護・看護疲れによる、家族間での殺人事件や心中事件の防止策について

4 子ども虐待について

特に、子ども虐待をはじめとする子どもを取り巻く問題は、私の最も取り組みたい課題の一つなので、力が入りました。

また、私は、虐待を受けた子どもや、保護者の事情により自宅で生活できない子どもたちの暮らす施設での実習やボランティアが今の仕事を選択することにつながったという経緯もあり、いつか取り上げたいと思っていた質問だっただけに、質問前1か月、自分の思い込みに過ぎた質問にならないように、様々な関係機関の方々に直接お目にかかってお話を伺ったり、専門書も図書館に通って読み直しました。

でも、議会の中や、市長をはじめとする行政の皆さんはあまり関心のあるところではないのかな、という感じを受けました・・・。

確かに、虐待が密室の中で行われることや、一般に、虐待に傷ついた子どもを目の当たりにする機会が無い事、子どもに発言力が無い事で、少し遠い世界の話になっているのかな、と思います。

ですが実際には、昨年、高松市に通報のあった虐待件数は140件、県の児童相談所に通報のあった高松市内の虐待件数は246件で、過去最高です。離婚などによるひとり親家庭の増加や、非正規雇用により経済状況が不安定な家庭の増加は、こども虐待につながりやすい危うい家庭の増加にもつながり、今後すぐに虐待件数が減少するとは考えにくいうえに、残念なことに、虐待は世代間連鎖が起こりやすく、負の連鎖を断ち切るためにも、喫緊に取り組まなければいけない課題です。

虐待を受けた子どもには、身体的病気やけがはもちろん、精神的な病気、心の病気、落ち着きがないなど情緒不安定や、知的障害、勉強の遅れなど、いろいろな問題が生じています。
実際、私が出会った施設で暮らす子供たちの多くにも同じような症状が見られます。

海外の貧困に苦しむ子どもたちの特集を見て涙することはあるけれど、自分たちの周りでおこっている子どもたちの経済的貧困や、心の貧困に目を向けることがあまり無いことは本当に残念です。

私が質問をした日の夕方のニュースで、高松市の牟礼町で虐待をした母親が逮捕されたと報道されました。
その家庭はひとり親家庭で、高知県州崎市から引っ越してきたばかり。州崎市からも虐待が疑われると連絡があった上に、1月には、虐待の通報もあったというのに、県と市の連絡が不十分で、事件発生後、お決まりの言ったとか言わないとか、問題のタライ回しです。その子どもが今後の長い人生、『母親に殺されかけた、自分は邪魔な存在だった』と思い続けながら生きていかなければいけないと考えると、限界はあるとはいえ県や学校の対応には怒りすら覚えます。

そうはいったものの、先日県の児童相談所でお話も伺いましたが、現場はいっぱいいっぱいで、みんな一生懸命であることには間違いありません。では、何が課題かというと、必要な部署にもっと人とお金を使うこと、徹底した問題対応マニュアルの作成なんだと思います。今のように現場の頑張ってくれる人に仕事を押し付けるような状態では、同じ事件が繰り返されると確信します。

そこで、私が今回行った質問の話に戻りますが、①高松市として子ども虐待対応マニュアルの作成と関係機関への配布を行っていただきたい。②県との人事交流により児童相談所の持つノウハウを市にも取り入れていただきたい。③専門知識や資格を持つ人員の配置を行い、迅速に専門的に事にあたれる子ども専門センターを作って対応していただきたい。と切に望みます。

高松市と同じ規模の中核市でも、児童相談所を設置して、子どもを守り育てる体制を充実させているところもあります。子どもたちが、将来の高松を日本を創っていくのですから、子どもの問題を、家族の問題にしてしまうのは簡単ですが、そうでなはく、家族内におこっていることのほぼ全てが、社会の問題なんだという意識で行政や議会は行動していく必要がある、とつくづく感じています。

最後の質問で、市長に、「子どもの育ちや、教育にもっと積極的に予算配分してほしい」という趣旨の質問をしたところ、高松の子育て支援や教育は充実しているとの返答をいただいたのですが、私はなんだか、納得がいかなかったんです。1日考えて結論が出ました。市長の言う子育て支援や教育は、なんだか、大人から見て子どもを育てやすい環境、ということに力点が置かれていたのですが、私が言ったのは、子どもがどう育つのがいいのか、子どもがどう育てば、子ども自身が豊かに育ち、日本や高松をより豊かに次の世代、その次の世代とバトンタッチができるのか、という、子ども自身の目線に立ってほしかったのです。

6月29日月曜日の新聞で、《県と高松市が児童虐待の問題で人事交流を行う》という記事がありました。あれは、今議会で私が行った質問に対する回答でした。その後に牟礼の事件が発生したために新聞で取り上げられました。ただ、子ども虐待に対して、事件と関係なく皆さんの興味関心がより集まれば良いのにと思っています。

また、6月30日火曜日の新聞に《大西市長が学校と子どもの状況を把握するために、今後市内の全52小学校を視察する》と報道がありました。これも私が3月議会で、学校には課題が多く、市長が自らご自身の目で見て、問題把握していただくために学校視察を行っていただきたい、という質問に前向きに計画し実行するとの回答があり、今年の事業に組み込んでいただきました。(私はマスコミを連れて行かず、ひっそり行って現状を見てください、と言いましたが、子どもたちと戯れる知事の写真が掲載されたのにはちょっと拍子抜けしましたが( ̄Д ̄;;)

最後にせっかく私のブログを見ていて下さった皆様、長く間が空いてしまいすみませんでした・・・。


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